« March 2006 | Main | May 2006 »

2006.04.27

絹製人工血管

絹製人工血管を開発・東京農工大学など


 東京農工大学などの研究グループは、絹製の人工血管を開発した。血栓ができにくいうえ、動脈の血流にも耐えられる強度がある。体内で少しずつ分解されて正常な血管が再生することを動物実験で確認した。心臓のバイパス手術に使えるとみており、2―3年後の臨床研究を目指す。
 農工大の朝倉哲郎教授、東京大学の佐田政隆・助教授、医療機器販売などのコアフロント(東京・新宿、畑江和夫社長)らの成果。

 開発した血管は絹製の手術用縫合糸を編み上げたもの。丈夫な絹糸を使うので動脈にも使え、詰まりにくい。絹成分のフィブロインは抗血栓作用があるうえ、細胞に覆われやすく、血栓ができにくいとみている。編み方を工夫して、血液が漏れず、適度な強度や伸縮性を持った血管ができた。


すごい血管を開発した。絹製人工血管だそうです。

でも大分高そうな感じです。どうなのかな?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.04.26

AMAP1乳がん転移を抑える

乳がん転移を抑える物質発見・大阪バイオ研など


 大阪バイオサイエンス研究所などの研究チームは、乳がんの転移を防ぐ薬の候補物質を発見した。動物実験で効果を確認した段階だが、副作用も避けられる可能性があるという。他のがんにも応用できそうで、成果を米科学アカデミー紀要(電子版)に25日発表した。
 研究チームには、大阪バイオサイエンス研の佐邊寿孝部長のほか、京都大学の和田洋巳教授、大阪大学、協和発酵が参加した。

 佐邊部長らは、肺などに転移しやすい悪性度の高い乳がんの中で増える「AMAP1」というたんぱく質に注目した。AMAP1は転移に関係するたんぱく質で、他のたんぱく質とくっついて働くことが分かっている。

 研究チームは開発した2種類の治療薬候補物質を使って実験したところ、それぞれAMAP1などたんぱく質同士の結合を阻止することが分かった。治療薬候補物質が先にAMAP1に結合してしまうため、AMAP1は機能できなくなる仕組みだ。

 がんを移植したマウスの実験では、開発した物質を使うと転移する細胞数が約10分の1に減った。


乳がん転移を抑えるAMAP1というたんぱく質を突き止めた。

はやく人体に応用できることを心待ちにしています。アッパレです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.04.25

世界最小の補助人工心臓

東京医科歯科大など、子供にも適用可能な埋め込み式補助人工心臓


 東京医科歯科大学と東京工業大学の共同チームは、世界最小の補助人工心臓を開発した。大人の手のひらよりも小さい。実用化されている補助人工心臓は大きく、大人が対象になるが、新開発の装置は、短期使用なら5歳前後の子供でも利用できるサイズという。年内にも動物実験を始め、3年後をメドに臨床研究に入りたい考えだ。
 新型補助人工心臓「MedTech Heart(メドテクハート)」は、東京医科歯科大の高谷節雄教授と東工大の進士忠彦助教授らのチームが開発した。主要部のポンプは直径が6.5センチメートル、厚さが3.25センチメートルの円形状。体積は110立方センチメートル。研究チームは、遠心式と呼ばれる一般的な補助人工心臓では世界最小と説明している。

世界最小の補助人工心臓を開発した。こういう風に、小さくすることは、昔から日本人は得意としているところだから、うまく特性を生かしたのでしょうね。

何はともあれ、お目でとうです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.04.22

レセプト電子請求

レセプト電子請求、小規模医療機関は義務化先送り


 厚生労働省は、医療機関による診療報酬明細書(レセプト)の健康保険への送付を電子化する改革で、小規模な医療機関は最長で2013年3月末まで義務付けを先送りする方針だ。毎月の患者が100人未満などの機関が対象。オンライン化でコスト負担が重くなる可能性があるためで、これらの機関には日本医師会など医療団体による代行請求も認める。

 レセプトは医療費を患者が加盟する健康保険などに向けて請求するもので、現在はほとんど紙を使っている。健康保険の事務量が膨大になるとの批判があり、政府・与党は効率化のため昨年12月、レセプトを電子化して2011年3月末までにオンライン請求に切り替える方針を決めていた。


毎月の患者が100人未満などの機関が対象に小規模な医療機関は最長で2013年3月末まで義務付けを先送りする方針だ。

これでは、年寄りの医療機関のみが対象にしかならない。

レセプトを紙で請求するにしても、請求用紙が、ほとんどの医療機関で使用しなくなるのだから、請求用紙を作る会社が、不採算を理由に請求用紙をすらなくなってしまう。

だからレセプトを電子化の道しかなくなる。数が少ないものを切る役人のやり方だ。弱者を守らない。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.04.19

大腸がんリスク判断

血液中のたんぱく質で大腸がんリスク判断・厚労省


炎症にかかわるたんぱく質の血液検査値が高いと、大腸がんを発病する危険性が増すことが厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)の調査で分かった。特に結腸にがんのできるタイプでその傾向が認められた。大腸がんは高齢化や欧米風食生活の定着で患者が増えている。研究班はこのたんぱく質の検査が早期発見に役立つ可能性があると期待している。

 研究班が注目したのは「CRP」と呼ぶたんぱく質。このたんぱく質は体内で炎症が起こると増大することが分かっており、細菌感染症や関節リウマチなどの診断に使われている。


大腸がんリスク判断をタンパク質で行うことが出来るようになった。

「CRP」と呼ぶたんぱく質です。このたんぱく質は体内で炎症が起こると増大することが分かっており、細菌感染症や関節リウマチなどの診断に使われている。いままでの応用ですね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.04.14

猿人アウストラロピテクス

エチオピアで初期猿人の化石発見、420万年前の地層で


エチオピア北東部の約420─410万年前の地層から、人類の祖先と考えられる猿人アウストラロピテクス属の初期の化石が見つかった。米カリフォルニア大学バークレー校(UCB)などの合同研究チームが、13日付の英科学誌ネイチャーに発表した。猿人の進化を知る上で、大きな手がかりになるという。

米国と日本、エチオピア、フランスの合同チームが化石を発見したのは、エチオピアの首都アディスアベバの北東約220キロのミドルアワッシュ。歯や大腿(だいたい)骨など8人分で、年代測定の結果、約420万年前のものと判明した。アウストラロピテクス属の中でも最も古い、アナメンシス種(猿人)のものと見られる。発掘現場付近では、約440万年前のアルディピテクス属ラミダス猿人や、約340万年前のアウストラロピテクス属アファール猿人の化石が見つかっている。研究チームによると、今回見つかったアナメンシス猿人の化石には、ラミダス猿人とアファール猿人の中間的な特徴を備えていた。

アナメンシス猿人の化石は11年前にケニアでも見つかっており、ラミダス猿人とアファール猿人の間に位置する猿人と考えられてきた。研究チームは、3種の猿人の化石が同じ地域から見つかったことで、猿人の進化の過程がより詳しくわかるのではないかとしている。


猿人アウストラロピテクスの化石が見つかった。

人類の先祖の謎が更に解明できる端緒になるかもしれない。

我々の先祖はどのような姿・形をしていたのだろう。

様々な興味が出てきて、しばし夢想します。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.04.10

古代歯科医療

9000年前の頭がい骨に歯の治療跡? パキスタンで出土


パキスタン西部バルチスタン州にある約9000年前の埋葬跡から、歯の治療を受けたとみられる頭蓋骨が出土した。奥歯などに石製のきりで開けたと思われる穴があるとの報告を、米仏などの共同チームが英科学誌ネイチャーの最新号に発表した。

米カンザス大の人類学者、デビッド・フレイヤー教授らによると、紀元前7000-5500年に埋葬されたとみられる男女9人の頭蓋骨に、深さ最大3.5ミリの穴が開いた歯11本が見つかった。同じ場所から、きりの刃のような石器も出土している。研究チームがこの石器を使い、人間の抜けた歯を削ってみたところ、1分以内に穴を開けることができたという。

フレイヤー教授は「出土した歯の写真を見たかかりつけの歯科医は、すばらしい技術だと感心していた」と語る。きりによる穴開けは、この地域に伝わるビーズ細工から発達した技術とみられ、「装飾や魔よけの意味があったのでは」との意見もある。しかしチームでは、「穴は見えにくい奥歯にあり、装飾的な要素は考えにくい」と指摘。また、11本の歯のうち4本には虫歯の兆候がみられ、治療のために削ったとみるのが自然だと、フレイヤー教授らは主張する。穴の中は空洞のままだが、当初は詰め物が入っていた可能性もあるという。

歯に穴を開ける風習は約1500年間続いたとみられるが、その後はふっつりと途絶えている。当時、麻酔の技術はまだ存在しなかったはず。フレイヤー教授らは「同じ人が2度、3度と治療を受けた跡もみられる。本人にとってはかなりの苦痛だったに違いない」と、遠い昔の「患者」たちに同情の意を示している。


すごいな古代の歯科医療事情が、伝わってくるような気がします。

現代の歯科医療とほとんど変わらないみたいですね。

エアータービンの改良普及が、近代歯科医療をもたらした。後は麻酔の術式が医科を変えただけですね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.04.08

人口動態統計

国内日本人も初の自然減・05年11月動態統計


厚生労働省は7日、国内の日本人に関する2005年11月の人口動態統計月報(概数)を発表した。同月を含む過去1年間(2004年12月―05年11月)の出生数から死亡数を差し引くとマイナス8340人となり、1899年の統計開始以来初の自然減となった。自然増加数は前年同期と比べ、9万6154人減った。

 出生数は前年同期に比べ4.1%減の106万7504人。一方、死亡数は同4.9%増の107万5844人だった。少子化の加速と高齢化による死亡数の増加で、こうした傾向は当面続く見通し。長引けば、経済成長力や社会保障制度に悪影響を与える可能性が大きい。

 人口動態統計は(1)国内の日本人(2)国内の外国人(3)海外の日本人――を合計した「速報値」を集計した後、(2)と(3)を除いた「概数」を出す。同省は2月、国内の外国人なども含む05年の速報値が自然減になったと発表していた。国内の日本人に限っても人口減が始まったことがほぼ確実になった。


人口動態統計で自然減だそうです。

この状態で年金制度、現在と同じ給付水準での介護保険、医療保険の維持は、無理だろう。

統計いじっているだけじゃなく、真摯な政策を打ち出さないとな、官僚の仕事は早めに、無駄遣いは遅めにして欲しいよ。

子作りできない世の中なんですね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.04.07

医療事故や合併症「予防可能」

医療事故や合併症、4分の1は「予防可能」・厚労省


 入院患者の6%が医療事故や手術の合併症など「有害事象」を経験しており、このうち4分の1は防止できた可能性が高いことが厚生労働省の研究班の調査で分かった。有害事象は「院内感染・敗血症」が最も多く、病院の安全対策が十分でないケースが目立った。研究班は「防げる医療事故をなくすため、対策に本腰を入れるべきだ」としている。

 調査はベッド数200床以上の全国30病院を無作為抽出して協力を依頼。昨年度までの3年間で18病院が協力、入院患者の診療録計4389冊を分析した。


医療事故や合併症は、「予防可能」ならガイダンスを早くまとめて欲しい。

4分の1は防止できたという根拠を示して欲しいな。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.04.06

ぼうこう組織再生

ぼうこう組織再生し移植・米で7人の機能改善に成功


 本人の細胞を使ってぼうこう組織をつくり、それを7人の患者に移植し低下したぼうこうの機能を改善することに、米ウェークフォレスト大(ノースカロライナ州)などのチームが成功、4日付の英医学誌ランセット(電子版)に発表した。

 骨や軟骨をはじめ比較的単純な組織の再生はこれまでも行われているが、ぼうこうのような臓器を本人の細胞で修復できたのは初めて。

 患者は神経機能に異常があるため、手術後も管を入れて排尿する必要があるが、2―5年の経過観察では目立った副作用もなかったという。

 移植が行われたのは「脊髄髄膜瘤」と呼ばれる先天性の異常が原因でぼうこうが硬くなり、頻繁に尿漏れを起こしてしまう4―19歳の患者。

 チームは、患者本人のぼうこうから採取した切手大の組織から、筋肉など2種類の細胞を分離し、まず試験管内で増殖させた。


ぼうこうのような臓器を本人の細胞で修復できたのは初めてというのがすごいことですね。

再生医療も着実に伸びていますね。良いことです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.04.04

心筋梗塞患者に朗報

幹細胞の膜で心筋梗塞治療 ネズミで実験成功


 血管や心筋になる能力がある幹細胞を薄膜状に培養して、心筋梗塞(こうそく)を起こした心臓にはり付け、機能を回復させる治療に、国立循環器病センターや東京女子医大などのチームがネズミを使った実験で成功した。今後、ブタでの実験で安全性などを確認した後、まずは子どもの心臓病治療への応用を研究するという。3日付の米医学誌ネイチャーメディシン電子版で発表する。

 心筋梗塞を起こすと、心筋が死んで心臓の厚さが薄くなり、収縮する能力が落ちてしまう。

 開発した治療法は、ネズミの皮下脂肪から、幹細胞を取り出して培養。厚さ0.02ミリの薄膜にする。心筋が薄くなった場所にこの薄膜をはり付けると、約30倍の厚さに増殖して血管や心筋も再生した。半分になっていた心臓の厚さはほぼ元に戻った。

 心筋梗塞を起こして約1カ月後のネズミに薄膜をはる治療をしたらその後の生存率は100%だったのに、治療をしなかった方は約70%だった。


心筋梗塞患者には朗報です。

これでこの技術が、実用化されればすばらしいことです。
早く実用化されることを祈ります。

この幹細胞を脳梗塞に応用できないものかな。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.04.01

行政改革の成果か

自家用車有料送迎解禁へ、過疎地の高齢者の足を提供・国交省


国土交通省は、特定非営利活動法人(NPO法人)などによる自家用車での有料送迎を解禁する。バス路線がない過疎地域に住む高齢者や障害者に「生活の足」を提供しやすくするのが狙い。今は一部の特区でしか認めていないが、全国でできるようにする。今国会で道路運送法などを改正する段取りで、今年10月にも実施したい考えだ。

 国交省が制度改正に踏み切るのは、路線バスがない地域や1人での交通機関の利用が難しい高齢者らが今後、一段と不便になると予想されるため。過疎地域では不採算を理由に年間8000キロのバス路線が消えているほか、介護保険制度創設で増えた福祉タクシーも、営業地域が偏ったり料金が高かったりするケースが多いといわれる。


大英断である。

硬直化している行政では、珍しい決断だと思う。

予算処置を必要しないのだから、決めればお終いです。気楽な結論だった。

なぜ親身になり、先に決断しないのだろう。資料統計を全て握っているのだから、5年ほど前に動向は把握していると思う。

大臣になる人も頭を使わないとね。

庶民から浮くと、前原氏、野田氏、永田氏見たいになるよ。お役人さんも同じだよ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« March 2006 | Main | May 2006 »