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2005.08.02

視細胞

胚性幹細胞(ES細胞)から、網膜で光を感じている視細胞をつくることに、理化学研究所神戸研究所(神戸市)の笹井芳樹グループディレクター(分子発生学)と京都大のグループがマウスで成功、米科学アカデミー紀要に2日、発表した。

視細胞は目に入った光を電気信号に変換、大脳に伝えており、細胞の異常により視野狭窄などの症状が出る網膜色素変性などの治療につながるのではないかという期待が高まる。

体外での実験で、ES細胞に大脳への分化を促すタンパク質や細胞を増殖させるタンパク質を加え、網膜のもととなる前駆細胞をつくった。

前駆細胞を、バラバラにしたマウス胎児の網膜組織と一緒に培養すると視細胞特有のタンパク質が発現しているのを確認、ES細胞の14%が視細胞になったことが分かった。胎児の網膜をバラバラにせずに培養すると、ES細胞からできた視細胞が網膜の視細胞の間に入り込み、視細胞特有の細長い形に変化していたので、これを応用すると、人間の視細胞をつくれる可能性がある。

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