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2004.01.27

危ない政治

イラク出動命令書は、発動された。それと同時に作戦命令書も、本隊派遣前いや本当なら、先遣隊派遣前に、企画、立案され、部隊長に発令されているはずである。それは、イラクに行く目的、任務、部隊行動の基準になるもので、その作戦に従い、任務を達成する訳なのです。だから政府は、どのような仕事が出来るか、何をしに行くのかは、把握しています。政府、自衛隊は、イラクに何をしに行くのかは、はっきりと、認識して、イラクに部隊を送り込むのです。
その時に、問題なのは、作戦の命令書は、あまり細部にわたっては書いていないのです。現地指揮官の足かせにもなる事もあるので、その細部は、作戦実施要項に書かれています。これはマスコミには発表されないでしょう。漏れ伝えられる話しでは、3ページだけの、作戦実施要項だそうです。これでは、何も書かれていないのと同じです。作戦実施要項は、本来調査隊の一部でまとめられ、その書いた責任者が、作戦参謀として本隊と共に行動するはずなのですが、今回の派遣計画作戦実施要項は、余りにも杜撰だと思います。ただ体面を繕ったにすぎません。これが将来悪しき前例とならないよう祈ります。
作戦実施要項には、本来、部隊の運用面全てが、書かれています。宿営地の位置、そこの派遣部隊の人数、装備、作戦任務、行動基準全てです。その計画書どうりの仕事をすれば、陸上自衛隊の仕事は、終わりになります。武器の使用基準も勿論あるはずです。イラクでの、自衛隊の法律的扱いも全て、書いてあります。すなわち、アメリカの指揮下の占領軍の一員としての、軍事組織としての、自衛隊です。それらの項目も、全て小泉総理以下、全ての閣僚は、了解して、閣議決定したのです。全ては、終わったのです。反対しても、法律的に決まったのです。
作戦命令書は、相手に知られるといけないので、原則、非公開です。すなわち闇の世界です。小泉総理は、やや混乱しているイラクに行き、復興支援業務である平和貢献を自衛隊に命じるのであれば公開した方が、得策と思います。それがなければ、後世の歴史家の批判には、耐えられない。なし崩しで、論議もないまま、武装集団である自衛隊(組織を名実共に軍隊に仕立て上げ)を他国に派遣した、最初の政治屋というレッテルがおそらく、貼られるでしょう。その杜撰さ故に!

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